2019年10月23日
10月21日のキャンプ大原のこと
2019年10月21日、月曜日。
世間は平日のこの日、私の勤務先は休日となった。代わりに翌日の「即位礼正殿の儀」の日が出勤となり、三連休になったのである。
このイレギュラーな三連休の最終日、チーム「3K」はキャンプ大原にて初めての「貸し切りゲーム」を開催した。
いつもの定例会とは異なり、メンバーは「3K」とその関係者(会社の同僚や後輩たち)のみの総勢12名。
たったそれだけでキャンプ大原を独占できる滅多にない機会となった。
この日は朝から曇り。気温は少し肌寒く、絶好のサバゲー日和であった。しかし天気予報は午後から雨。先月の定例会のように一日晴れてくれることを祈りつつキャンプインした。
「3K」以外はほとんどがサバゲー初心者か、2~3回目という人たちばかり。足りない装備はレンタル品で補っての参加である。
フィールド説明を受ける初心者たち。
初めてのエアガンに興奮する初心者たち。
銃の扱いを教える石川(黒服)。
ピースする石川。
偶然にも(?)先月の定例会の時とほぼ同じポーズである。
初心者たちを撮影する片山。
人数が少ないのでセイフティーも広々と使える。
私も普段はできないパレット一枚分を独占することができた。
ルール決定や戦力調整など、主に石川と片山の主導でゲームは進行した。
人数が少ないので「下段」は使用禁止。中段と上段のみでのゲームとなった。
1チームが6人しかおらず、最初こそ寂しい感じはしたものの、いざゲームが始まるとそんな気分は消し飛んだ。
何しろ周りにいるのは日頃会社でも顔を合わせる人ばかり。それなりに気心も知れており安心感がある。
定例会とは違って人数が少ないのでフィールドを広々と使うことができ、行動の自由も増える。
さらに戦力差を調整した結果として、定例会ではまず経験することのない「3K」メンバー同士での戦いが繰り広げられた。
何度もキャンプ大原に来ているメンバーである。動き方、攻め方、好きな場所などはおおよそ検討がつく。
あえて裏を取るか? それとも正面から撃ち合うか?
行動の自由度が高くなる一方、選択肢が増えるので判断に迷う瞬間もあった。
初心者の面々がまだサバゲーに慣れていない序盤、あまり前進できずに後方に固まってしまう場面があった。
そんな時、攻撃に出られるのは数少ない「3K」メンバーしかいない。
「俺がやらねば!!」
と奮起する場面が何度もあった。
個人的にはこれらの要素が組み合わさってとても良い緊張感が生まれ、久々に熱い戦いをすることができた。
初心者にはサバゲーへ慣れてもらうため、そしてエアガンを撃つ楽しさを感じてもらうため、ルールはオーソドックスなカウンター戦とフラッグ戦を中心に行った。
石川は午前中、わざと位置がばれるように大声を出しながら敵陣に近づき、
「人を撃ちたいやつは、オレ撃ってや!」
と、自分から的になりにいくというサービス精神を発揮。そのおかげか初心者の面々も楽しみながら慣れていくことができたと思う。
こういうムードメーカーの存在は非常にありがたい。
その石川を狙う敵を、私がさらに横から狙って「漁夫の利」を画策していたのは内緒である。
今後、初心者の面々がキャンプ大原の定例会に参加するようになる場合に備えて、「スパイ戦」などの特殊なルールは控えることにした(定例会ではほとんど行われないため)。
唯一、特殊ルールとして石川と片山が実施したのが、以下に示す「スナイパー戦」である。
*****************************
「スナイパー戦」
1.両チームから1名ずつ、スナイパーを選ぶ。
2.スナイパーはそれぞれ自陣側の櫓(やぐら)に登る。
3.ゲーム開始。
→相手チームのフラッグをゲットすれば勝利とする。
●ルール
・スナイパーは敵チームのスナイパーを攻撃してはならない。
・スナイパーがヒットされた場合、大きな声で5つ数えた後に復活できる(復活回数は無制限)。
・スナイパーは敵の位置を味方に伝えても良い。
*****************************
正確には「スナイパー・フラッグ戦」とでも言おうか。
このルールは天理市のラグーン・シティで行われている「スナイパー戦」を参考にしている。
この日は戦力調整のため、スナイパー戦の際は「3K」メンバーのうち常に1名が抜けてギャラリー席に待機した。
あまりに戦闘が一方的になったり、膠着状態になったりした場合には、バランスが取れるようにギャラリー席から「情報を与える」という役回りである。
上からはフィールドの上段と中段が見渡せるため、これはうまいやり方だった。片やフェアになり、片や緊張感が増す。
ギャラリー席のあるキャンプ大原ならではの方法である。
私も何度か位置をばらされたものの、「不利な状況を実力で突破する」というアクション映画さながらのシチュエーションを全身で楽しむことができた。
ギリースーツを着ているのは会社の後輩、大谷。
このギリーはアマゾンで一番安いものだが、それでもブッシュに隠れられるとかなりの脅威となった。
動かなければどこにいるのか全く分からない。物陰にいても背景と混ざってしまってこれも分からない。
わずかに動いたときの草の動きで何とか位置が分かる程度だった。
私も何度もヒットされ、ギリーの効果を再確認することになったのである。
とはいえ、「ブッシュを利用して接近してくる」という行動パターンが分かれば対策は可能だった。
とにかくブッシュを注意して見張っていればいいのである。しかも中段と上段でブッシュを使った進攻ルートは限られていた。
あとは至近距離で撃ち勝てるかどうかだけの問題だった。
対策が功を奏したのか、終盤に一、二度は大谷をヒットすることができた。
私もハーフギリーとか考えてみるかな。
チーム「3K」の紅一点、荒井さん。
これまではレンタル品や他メンバーの武器を借りて参加していたが、ついにMP5Kを購入するのだとか!
自分専用の銃を買うようになれば、あとは沼に落ちていく以外に道はない。
今後が楽しみなメンバーである。
予定では皆が慣れてきたところを見計らってフルオートを使ってみたり、最後はチーム「3K」VS チーム「初心者組」をやりたいと考えていたが、16時になって空が一転して掻き曇り、雨が降り出した。
本当ならもう2~3ゲームはしたいところだったが、急遽中止。そのまま追われるように撤収することとなった。
貸し切りゲームは誰に気兼ねすることなく自分たちのペースで進められる。インターバルも皆の様子を見ながら調節できるので、定例会よりもゆったりとサバゲーをすることができた。翌日の筋肉痛もいくらかましである。
皆がサバゲーに慣れて、もっと人数を集めることができれば、さらに複雑なゲームができるだろう。より定例会に近い雰囲気で貸し切りゲームができるかもしれない。
そうなればどんな戦いになることだろう!
次の貸し切りゲームは来年の2月頃になる予定。
またひとつ、サバゲーの楽しみと可能性を知ることができたゲームとなった。
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世間は平日のこの日、私の勤務先は休日となった。代わりに翌日の「即位礼正殿の儀」の日が出勤となり、三連休になったのである。
このイレギュラーな三連休の最終日、チーム「3K」はキャンプ大原にて初めての「貸し切りゲーム」を開催した。
いつもの定例会とは異なり、メンバーは「3K」とその関係者(会社の同僚や後輩たち)のみの総勢12名。
たったそれだけでキャンプ大原を独占できる滅多にない機会となった。
この日は朝から曇り。気温は少し肌寒く、絶好のサバゲー日和であった。しかし天気予報は午後から雨。先月の定例会のように一日晴れてくれることを祈りつつキャンプインした。
「3K」以外はほとんどがサバゲー初心者か、2~3回目という人たちばかり。足りない装備はレンタル品で補っての参加である。
フィールド説明を受ける初心者たち。
初めてのエアガンに興奮する初心者たち。
銃の扱いを教える石川(黒服)。
ピースする石川。
偶然にも(?)先月の定例会の時とほぼ同じポーズである。
初心者たちを撮影する片山。
人数が少ないのでセイフティーも広々と使える。
私も普段はできないパレット一枚分を独占することができた。
ルール決定や戦力調整など、主に石川と片山の主導でゲームは進行した。
人数が少ないので「下段」は使用禁止。中段と上段のみでのゲームとなった。
1チームが6人しかおらず、最初こそ寂しい感じはしたものの、いざゲームが始まるとそんな気分は消し飛んだ。
何しろ周りにいるのは日頃会社でも顔を合わせる人ばかり。それなりに気心も知れており安心感がある。
定例会とは違って人数が少ないのでフィールドを広々と使うことができ、行動の自由も増える。
さらに戦力差を調整した結果として、定例会ではまず経験することのない「3K」メンバー同士での戦いが繰り広げられた。
何度もキャンプ大原に来ているメンバーである。動き方、攻め方、好きな場所などはおおよそ検討がつく。
あえて裏を取るか? それとも正面から撃ち合うか?
行動の自由度が高くなる一方、選択肢が増えるので判断に迷う瞬間もあった。
初心者の面々がまだサバゲーに慣れていない序盤、あまり前進できずに後方に固まってしまう場面があった。
そんな時、攻撃に出られるのは数少ない「3K」メンバーしかいない。
「俺がやらねば!!」
と奮起する場面が何度もあった。
個人的にはこれらの要素が組み合わさってとても良い緊張感が生まれ、久々に熱い戦いをすることができた。
初心者にはサバゲーへ慣れてもらうため、そしてエアガンを撃つ楽しさを感じてもらうため、ルールはオーソドックスなカウンター戦とフラッグ戦を中心に行った。
石川は午前中、わざと位置がばれるように大声を出しながら敵陣に近づき、
「人を撃ちたいやつは、オレ撃ってや!」
と、自分から的になりにいくというサービス精神を発揮。そのおかげか初心者の面々も楽しみながら慣れていくことができたと思う。
こういうムードメーカーの存在は非常にありがたい。
その石川を狙う敵を、私がさらに横から狙って「漁夫の利」を画策していたのは内緒である。
今後、初心者の面々がキャンプ大原の定例会に参加するようになる場合に備えて、「スパイ戦」などの特殊なルールは控えることにした(定例会ではほとんど行われないため)。
唯一、特殊ルールとして石川と片山が実施したのが、以下に示す「スナイパー戦」である。
*****************************
「スナイパー戦」
1.両チームから1名ずつ、スナイパーを選ぶ。
2.スナイパーはそれぞれ自陣側の櫓(やぐら)に登る。
3.ゲーム開始。
→相手チームのフラッグをゲットすれば勝利とする。
●ルール
・スナイパーは敵チームのスナイパーを攻撃してはならない。
・スナイパーがヒットされた場合、大きな声で5つ数えた後に復活できる(復活回数は無制限)。
・スナイパーは敵の位置を味方に伝えても良い。
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正確には「スナイパー・フラッグ戦」とでも言おうか。
このルールは天理市のラグーン・シティで行われている「スナイパー戦」を参考にしている。
この日は戦力調整のため、スナイパー戦の際は「3K」メンバーのうち常に1名が抜けてギャラリー席に待機した。
あまりに戦闘が一方的になったり、膠着状態になったりした場合には、バランスが取れるようにギャラリー席から「情報を与える」という役回りである。
上からはフィールドの上段と中段が見渡せるため、これはうまいやり方だった。片やフェアになり、片や緊張感が増す。
ギャラリー席のあるキャンプ大原ならではの方法である。
私も何度か位置をばらされたものの、「不利な状況を実力で突破する」というアクション映画さながらのシチュエーションを全身で楽しむことができた。
ギリースーツを着ているのは会社の後輩、大谷。
このギリーはアマゾンで一番安いものだが、それでもブッシュに隠れられるとかなりの脅威となった。
動かなければどこにいるのか全く分からない。物陰にいても背景と混ざってしまってこれも分からない。
わずかに動いたときの草の動きで何とか位置が分かる程度だった。
私も何度もヒットされ、ギリーの効果を再確認することになったのである。
とはいえ、「ブッシュを利用して接近してくる」という行動パターンが分かれば対策は可能だった。
とにかくブッシュを注意して見張っていればいいのである。しかも中段と上段でブッシュを使った進攻ルートは限られていた。
あとは至近距離で撃ち勝てるかどうかだけの問題だった。
対策が功を奏したのか、終盤に一、二度は大谷をヒットすることができた。
私もハーフギリーとか考えてみるかな。
チーム「3K」の紅一点、荒井さん。
これまではレンタル品や他メンバーの武器を借りて参加していたが、ついにMP5Kを購入するのだとか!
自分専用の銃を買うようになれば、あとは沼に落ちていく以外に道はない。
今後が楽しみなメンバーである。
予定では皆が慣れてきたところを見計らってフルオートを使ってみたり、最後はチーム「3K」VS チーム「初心者組」をやりたいと考えていたが、16時になって空が一転して掻き曇り、雨が降り出した。
本当ならもう2~3ゲームはしたいところだったが、急遽中止。そのまま追われるように撤収することとなった。
貸し切りゲームは誰に気兼ねすることなく自分たちのペースで進められる。インターバルも皆の様子を見ながら調節できるので、定例会よりもゆったりとサバゲーをすることができた。翌日の筋肉痛もいくらかましである。
皆がサバゲーに慣れて、もっと人数を集めることができれば、さらに複雑なゲームができるだろう。より定例会に近い雰囲気で貸し切りゲームができるかもしれない。
そうなればどんな戦いになることだろう!
次の貸し切りゲームは来年の2月頃になる予定。
またひとつ、サバゲーの楽しみと可能性を知ることができたゲームとなった。
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