2019年11月15日
BM-9のパッキン交換のこと
遠距離射撃ではホップがかかり過ぎて弾道が不安定になるなど、何かと問題続きなBM-9 CO2GBB。
販売元であるガンスミスバトンでも「原因究明と改良パーツの設計」に取り組んでいるという記事が出ていたが、いつになるのか分からないし、長くは待っていられない。
一部のユーザーさんからは、ホップパッキンをメイプルリーフの「ディセプティコン」に交換すれば命中精度は改善されるという情報が出てきている。
販売元の対応も気になるが、パッキンの交換だけで済むならそれに越したことはない。
11月23日のサバゲーに間に合わせたいので、自分でやってみることにした。
バレル周りの分解方法は以下の動画を参考にさせて頂いた。
こんな分解をやるのは初めてだが、どうしても使えるようにしたい。
必要な道具はそれほど多くない。
まずは通常分解し、バレルアッセンブリを取り出す。
この時、あらかじめアウターバレル先端のネジを保護するカバーを外しておかないとアッセンブリを取り出せないので注意。
ロッキングブロック(だと思う)の小さいスプリングを外す。
爪楊枝を使うとスプリングを飛ばさなくてやりやすい。
外したパーツは無くさないように小皿へまとめておく。
ロッキングブロックを外す。
アウターバレルとインナーバレルユニットを結合しているローレットピンを抜く。
バレル分解の最大の難関がここである(個人の主観です)。
ローレットピンは入れられた方向が決まっているため、逆から叩かないと抜けないようになっている。
穴の縁とピンの端部をよく見て、面一になっていない側(ピンの端部が穴の中にある側)から叩くようにする。
本当はピンポンチや、ベンチブロックがあるといいのだが、買い忘れたので精密ドライバーで代用する。
ドライバーの頭をピンにあてがい、ソフトハンマーでぶっ叩く。
何度か叩くとピンが抜け始めた。
ローレットピンは抜く方向が重要なら入れる方向も重要である。
写真を撮って方向を覚えておく。
チャンバーブロックを固定しているネジをドライバーで抜く。これは普通のプラスネジ。
アウターバレルからインナーバレルユニットを引き抜く。
今から考えると、チャンバーブロックのネジを抜くのはこの後でもよかったかもしれない。
チャンバーブロックを半分に割る。
銀色のパーツはホップパッキンを押さえる金具。電動ガンでいうところの「押しゴム」と同じ役割をする。重要なので無くさないように。
パッキンのついたインナーバレルを取り出す。
バレルはアルミ製らしく非常に軽い。真鍮製のマルイ純正バレルに慣れていると、こんなに軽くて大丈夫なのかと不安になるほどだ。
バレルも黒で塗装されているため、写真では何だかよく分からない。
このバレルも交換した方がいいという意見もあるが、メイプルリーフのクレイジージェットバレルを取り付ける場合には加工が必要だという情報もあり、よく分からない。
今回はバレルの交換は見送ることにした。
純正パッキンを外した状態。
パッキン内部の突起は、マルイの純正パッキンと同じ形状をしている。
交換用のメイプルリーフのパッキン「ディセプティコン」。
0.25g弾の使用を考え、硬度は60を選んだ。
メイプルリーフはBM-9の純正パッキンと比べて、回転防止用のリブの長さが少し長い。
このままではリブの収まる窓枠に入らないため、鼻毛切り用のハサミでリブを短く切る。
やべえ、切りすぎた。
固定の枠には入っているし、まあええか……
インナーバレルにディセプティコンをはめ込み、固定用のCリングを付ける。
インナーバレルをチャンバーブロックに組み込んだら、ホップダイヤルを回してパッキンの押さえ部分が降りてくるか確認する。
写真はホップ最大の状態。しっかり押さえ部分が降りてきている。
BM-9の純正パッキンは念のため保管しておく。
あとは逆の手順で戻すだけだ。
しかし、ここにきてローレットピンを入れる方向を間違えるというミスをしてしまった。しかもアウターバレルごと固定しなければならないのに、それを忘れてピンを入れてしまったりと大失敗。
どおりですんなりと入らないはずだ。
そんなわけで何度もハンマーでドンツクドンツクやっていると、下の階からドンドンと叩き返してくる音が!
あわわ、スンマセン……
マンション暮らしで夜にカスタム作業をするのは危険なようだ。
何度も叩いたものだからピンの端部やドライバーの先が少し痛んでしまった。
頻繁に分解する箇所ではないが(そうであってほしい)、これからも手を入れることがあるかもしれない。やはりちゃんとした道具が必要だ。
すったもんだの末、何とか元の形に戻すことができた。
念のため初速を測ってみる。0.25g弾を使用し、ノンホップで測定した。
あれ? ちょっと高くないか?
キャンプ大原のレギュレーションは、0.25g弾なら「85m/s」である。
さらに念のため、ホップをかけた状態でも測定してみた。
ダメじゃねえかよ!
ホップをかけたら初速が上がるってどういうこと?!
これがいま流行りの「流速カスタム」ってやつか?
そんなつもりねえよ!
弾道がどうとか命中精度がどうとか以前の話だ。
これじゃあキャンプ大原どころか、どこのフィールドでも使えない。初速を下げるようにしないと……
だめだ、生きる気力がわかない……
今日はもう寝る……
「アームズマガジン・ミニコンテスト Vol.1」の「エッセイ/コラム部門」にエントリー中です(2019年12月20日まで)。
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一部のユーザーさんからは、ホップパッキンをメイプルリーフの「ディセプティコン」に交換すれば命中精度は改善されるという情報が出てきている。
販売元の対応も気になるが、パッキンの交換だけで済むならそれに越したことはない。
11月23日のサバゲーに間に合わせたいので、自分でやってみることにした。
バレル周りの分解方法は以下の動画を参考にさせて頂いた。
こんな分解をやるのは初めてだが、どうしても使えるようにしたい。
必要な道具はそれほど多くない。
まずは通常分解し、バレルアッセンブリを取り出す。
この時、あらかじめアウターバレル先端のネジを保護するカバーを外しておかないとアッセンブリを取り出せないので注意。
ロッキングブロック(だと思う)の小さいスプリングを外す。
爪楊枝を使うとスプリングを飛ばさなくてやりやすい。
外したパーツは無くさないように小皿へまとめておく。
ロッキングブロックを外す。
アウターバレルとインナーバレルユニットを結合しているローレットピンを抜く。
バレル分解の最大の難関がここである(個人の主観です)。
ローレットピンは入れられた方向が決まっているため、逆から叩かないと抜けないようになっている。
穴の縁とピンの端部をよく見て、面一になっていない側(ピンの端部が穴の中にある側)から叩くようにする。
本当はピンポンチや、ベンチブロックがあるといいのだが、買い忘れたので精密ドライバーで代用する。
ドライバーの頭をピンにあてがい、ソフトハンマーでぶっ叩く。
何度か叩くとピンが抜け始めた。
ローレットピンは抜く方向が重要なら入れる方向も重要である。
写真を撮って方向を覚えておく。
チャンバーブロックを固定しているネジをドライバーで抜く。これは普通のプラスネジ。
アウターバレルからインナーバレルユニットを引き抜く。
今から考えると、チャンバーブロックのネジを抜くのはこの後でもよかったかもしれない。
チャンバーブロックを半分に割る。
銀色のパーツはホップパッキンを押さえる金具。電動ガンでいうところの「押しゴム」と同じ役割をする。重要なので無くさないように。
パッキンのついたインナーバレルを取り出す。
バレルはアルミ製らしく非常に軽い。真鍮製のマルイ純正バレルに慣れていると、こんなに軽くて大丈夫なのかと不安になるほどだ。
バレルも黒で塗装されているため、写真では何だかよく分からない。
このバレルも交換した方がいいという意見もあるが、メイプルリーフのクレイジージェットバレルを取り付ける場合には加工が必要だという情報もあり、よく分からない。
今回はバレルの交換は見送ることにした。
純正パッキンを外した状態。
パッキン内部の突起は、マルイの純正パッキンと同じ形状をしている。
交換用のメイプルリーフのパッキン「ディセプティコン」。
0.25g弾の使用を考え、硬度は60を選んだ。
メイプルリーフはBM-9の純正パッキンと比べて、回転防止用のリブの長さが少し長い。
このままではリブの収まる窓枠に入らないため、鼻毛切り用のハサミでリブを短く切る。
やべえ、切りすぎた。
固定の枠には入っているし、まあええか……
インナーバレルにディセプティコンをはめ込み、固定用のCリングを付ける。
インナーバレルをチャンバーブロックに組み込んだら、ホップダイヤルを回してパッキンの押さえ部分が降りてくるか確認する。
写真はホップ最大の状態。しっかり押さえ部分が降りてきている。
BM-9の純正パッキンは念のため保管しておく。
あとは逆の手順で戻すだけだ。
しかし、ここにきてローレットピンを入れる方向を間違えるというミスをしてしまった。しかもアウターバレルごと固定しなければならないのに、それを忘れてピンを入れてしまったりと大失敗。
どおりですんなりと入らないはずだ。
そんなわけで何度もハンマーでドンツクドンツクやっていると、下の階からドンドンと叩き返してくる音が!
あわわ、スンマセン……
マンション暮らしで夜にカスタム作業をするのは危険なようだ。
何度も叩いたものだからピンの端部やドライバーの先が少し痛んでしまった。
頻繁に分解する箇所ではないが(そうであってほしい)、これからも手を入れることがあるかもしれない。やはりちゃんとした道具が必要だ。
すったもんだの末、何とか元の形に戻すことができた。
念のため初速を測ってみる。0.25g弾を使用し、ノンホップで測定した。
あれ? ちょっと高くないか?
キャンプ大原のレギュレーションは、0.25g弾なら「85m/s」である。
さらに念のため、ホップをかけた状態でも測定してみた。
ダメじゃねえかよ!
ホップをかけたら初速が上がるってどういうこと?!
これがいま流行りの「流速カスタム」ってやつか?
そんなつもりねえよ!
弾道がどうとか命中精度がどうとか以前の話だ。
これじゃあキャンプ大原どころか、どこのフィールドでも使えない。初速を下げるようにしないと……
だめだ、生きる気力がわかない……
今日はもう寝る……
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