2020年06月08日
BM-9セカンドロットの性能のこと
2020年6月6日。
いまだコロナの脅威は心配であるものの、久しぶりに行きつけのシューティングレンジ・ハイドアウトへ行った。
緊急事態宣言中は休業していたハイドアウトさん。6月から営業を再開したとのことで行くことにした。
私がお邪魔したのは18時過ぎくらい。
コロナ対策のために時短営業となり、お客さんもマスク着用でないと入れない。店内にはビニールカーテンが設置され、利用時間も最大3時間までと制限付きである。
とはいえ、久々にまともな環境で銃を撃てるのは嬉しいことだ。
スタッフさんによればこの日は朝から盛況で、夕方までは満員だったとのこと。あまりにお客さんが多く、待ち時間まで発生したとか。
さっそくストレス発散に訪れた方が多かったようで、ドラムマガジン付きのMP5を延々とフルオートで撃ち続ける人もいたという。
もちろん私もそうした客のひとりである!
今回の目的は、セカンドロットになったBM-9の実力を確かめること。
最近お知らせのあった新パッキンは使わず、ノーマルバレル+ノーマルパッキンの組み合わせで、どこまで性能に変化があったのかを見ることだった。
8メートルレンジの電子ターゲットに撃ち込んだ結果が以下である。
まあ……確かに良くはなったけどさ……
普通だよね。
悪くはないが、特別良いというわけでもない。
ファーストロットを撃ったときと比べると、確かに集弾性は良くなっている。
CO2特有の激しいリコイルを考慮すれば、集弾性はマルイ製ガスブロに迫るくらいではある。
しかし、これはあくまで8メートルでの話。
ハイドアウトの23メートルレンジでも撃ってみたが、ホップを最大にしてもターゲットにはまるで届かなかった。
20メートル付近で弾が落ち込んでしまう。
BM-9 CO2GBB セカンドロット改良版 実射レビュー
この動画の性能は一体どこへいったのか?
本当に同じ銃のことなのか?
30メートルなど夢のまた夢のような性能である。ファーストロットは集弾性は悪くても23メートルは届いていたのに……
細かいところでも気になることがあった。
まず、給弾不良があった。
マガジンを挿入し、スライドを引いて初弾を装填したにも関わらず、最初の1~2発が発射されないことが何度もあった。
数発撃つと普通に発射されるのだが、1発目からちゃんと出てくれないと困る。
また、ホールドオープンしたにも関わらず、マガジンを抜くと弾が1発残っていることも何度もあった。
さほど大きな問題ではないが、撃ち切れていないのは何だかもったいない気がする。
そして、ホップダイヤルが硬すぎる。
ファーストロットでは少しホップをかけるだけで異様な鬼ホップになっていた。セカンドロットに改修された私の個体は、かなり回さないとホップ自体がかからないほどになっていた。
8メートルを狙うにも、ホップの上限に対して8割くらいまで回さないといけなかった。
しかも動きが硬すぎる! 爪の先が削れるくらい力を入れないと回らない。
ホップのかかりが弱くなっているのはホップアームの曲げ加工がされているからだろう。
しかし動きがこんなに硬いのは困る。パーツのかみ合わせの問題なのかもしれないが、調整がやりにくいのは大きな問題だ。
これは分解してみないと分からない。
逆説的だが、サバゲーでの実用性ということを考えると、実はこの状態でもさほど問題はない。
ハンドガンで20メートルや30メートルを狙うつもりはないし、10メートル以下で使うと割り切っているのでこの命中精度でも充分なのである。
とはいえ、である。
セカンドロットになって多少は性能向上を期待していたBM-9 CO2GBB。
その結果はまさに「多少」でしかなかった。
去年9月の発売から9ヶ月近く。これほど時間とお金をかけて引っ張って、ようやく10メートル前後の性能がマルイ並み。
しかも公式の動画で上がっていたような30メートルの飛距離はいまだに出ず、20メートルも届かないというお粗末さ。
残る希望は、新バレル+新パッキンの組み合わせを試すことしかない。
しかし、満を持して発表されたセカンドロットがまさかのこの調子では……どこまで期待していいものやら分からない。
BM-9がまともな銃になるにはまだまだ時間がかかるようだ。
気長にやりますか……
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lifeisgunfire at 18:00│Comments(0)│BM-9 CO2GBB