2020年06月28日
BM-9・新バレルと新パッキンの効果のこと
先日組み込んだ、BM-9用の新バレルと新パッキン。
さっそく行きつけのシューティングレンジ・ハイドアウトへ行き、合計で300発ほど撃ち込んだ。
まずは初速の測定。
東京マルイの0.25gバイオ弾で、70前後。
過去に測定したものと比べると、やや初速が上がっている。ばらつきも安定しているようだ。
しかし特別に良い数字とも言えず、印象としてはほぼ変わらないと言っていい。
続いて、肝心の集弾性。
まずは23メートルレンジでの結果が以下である。
良いわけないよね。
集弾性としてはマルイのスタンダード電動ガンよりも悪い。
1枚の画像につき2マガジン分(46発)を撃っているが、着弾点が見られるのは7割ほど。残り3割は上やら下やらに飛んでしまって全く当たっていない。
ホップの強さは8割くらい。
調整してみたが、少し弱めると的の手前で墜落し、強めると鬼ホップになってしまう。しかも結構回さないと効果が見られないので、調整は難しかった。
とはいえ、ノーマルのセカンドロットでは的に届きさえしなかったことと比べると、かなりの改善である。
23メートルで30~50センチの範囲には入っていると思うので、おおよそ人の体には当てられるだろう。
しかしそれ以上の距離では弾のばらつきも大きくなるだろうし、ヒットはほとんど期待できない。
次は8メートルレンジでの結果。
これは良い!!
着弾点が右側に偏っているのは私の撃ち方がヘタだから。
集弾性だけを見るなら、これはもうマルイ並みだ。ひょっとするとマルイ以上ではないか? そんな期待までさせてくれる。
文句なしの結果だ。
最期に、ガンスミスバトンで公開されている以下の表に記載のデータと、今回の結果を比べてみる。
初速が「80~85」というのは0.20g弾での話である。
0.25g弾との単純な比較はできないが、「初速の上限に対して約85%の初速が出る」と考えるのであれば、計算上0.25g弾の場合はおよそ「74」が出ることになる。
私の個体は70程度なので、公表データよりも低い。
10メートルのグルーピングが「平均86.3」となっているが、これもやや外れている。
私の個体は8メートルで100ミリ程度。10メートルではさらにばらついてくるだろう。
20メートルでの着弾が10発中「7.7発」というのは、私の結果とほぼ一致している。
総合的に見て、BM-9の新バレルと新パッキンは確かに改善効果が見られた。
とはいえ、期待したほどの効果は見られなかった。
このBM-9で30メートルなんてとても狙えない。20メートルでも心配だ。
初速は代替フロンのガスブロとさして変わらず、燃費にいたってはそれより劣っている。
1本のボンベで80発ほどしか撃てず、「100発以上」という謳い文句には遠く及ばない。
ホップダイヤルは相変わらず硬い。
撃ち始めの1~2発は給弾されないことがよくあり、最後の1発が残っているのにホールドオープンしてしまうこともよくあった。
セカンドロットになってからの問題点は多くがそのままだ。
10メートル以内であれば素晴らしい集弾性が出るようになったが、他の部分での悪い点が多すぎる。
好きなモデルなだけに、この性能は残念でならない。
どうする、どうなる、BM-9。

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lifeisgunfire at 18:00│Comments(2)│BM-9 CO2GBB
この記事へのコメント
1. Posted by hiro3 2020年06月30日 19:04

私もBM-9には歓喜しそして落胆した一人です(笑
私のBM-9はファーストロッドでして
チャンバーパッキンの交換やらなにやら納得した性能になるまで大変でした。
そして先日、シリンダーのリターンスプリングが折れ
ハウジング(ブリーチ)の一部が折れました。
最低です。
パーツを取り寄せようとWebを見て画像を確認してみるとハウジングの折れた部分はセカンドロッドでは改良され太くなってました。
マジか.....(笑
2. Posted by 遠野明 2020年06月30日 20:59
hiro3様、コメントありがとうございます。
部品折れたんですか!
物議をかもしますねえ、BM-9。
ロットごとに多少なりとも改善されたりパーツが出たりするのが唯一の救いですが、なかなか安定した品質のものは難しいのでしょうね。
部品折れたんですか!
物議をかもしますねえ、BM-9。
ロットごとに多少なりとも改善されたりパーツが出たりするのが唯一の救いですが、なかなか安定した品質のものは難しいのでしょうね。